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    Kristiina Louhiの本   クリスティーナ・ロウヒ
Kristiina Louhi (1950〜)


今ではすっかり作・絵クリスティーナ・ロウヒという作品が数多く出ているロウヒは、Industrial Design Art High School(現UIAH)を1975年に卒業したイラストレーター。
 
 
     
卒業してすぐ、作品を携えていくつもの出版社をめぐり、仕事を探していたというロウヒ。本人の情熱と仕事の内容がなかなか合わず、ずいぶん迷い、葛藤した時期もあったよう。それでも、ようやくいただいた、教科書の挿絵という仕事が良い経験になったといいます。つまり、学校で学んだだけのレベルであったものが、やっとプロのレベルにまで、技術的にも描く題材探しひとつとっても昇華されたのがこの、教科書の挿絵を描く仕事だったというのです。今、出版されている就学前教育用の教科書にもロウヒが挿絵を手がけているシリーズがあります。挿絵はすべてカラーで、ロウヒらしい、柔らかいタッチと優しい色ながら使う色の幅が広い楽しい絵がふんだんに取り込まれています。

ところで、作・絵をともに一人で手がけている作品(トンパちゃんシリーズやアイノ・シリーズ)では、読み聞かせをするお母さんも楽しめるような作品となるように心がけたというロウヒ。ちょうど、トンパちゃんの最初の作品を描き始めた頃、ロウヒ自身も、小さい子どもを育てている最中で、その実体験が作品作りの姿勢となったようです。
 
イラストレーターとして、絵本作品に携わっている場合は、水彩だけでなく、パステルなども併用。テキストを補う絵ではなく、テキストとイラストが肩を並べるインパクトのある絵を描いています。一方、児童書に絵を挿絵として提供している場合は、モノクロ作品ですが、エッチングのような筆運びで、夜の様子や少女の表情を表現。カラーで表現するならば、こんな色を付けたかったのだろうなと想像させられるような強い意志の感じられる絵になっています。
 
1980年からフィンランド国内外で開催されるイラスト展や原画展にほぼ毎年のように参加。受賞歴も既に10以上を和江、1989年、フィンランド国内最高のイラスト賞、「ルドルフ・コイヴ賞」を受賞。1992年、ボローニャ国際絵本原画展でユニセユのYear of the Artistに選ばれ、1993年、『Meidan Tomppa』(邦訳「うちのあかちゃんトンパちゃん」)が、「最も美しい本賞」を受賞。2002年には、「本のふくろう賞」を受賞。2003年には、フィンランドの青少年にスポーツを推進し、スポーツ振興に携わるボランティアを支えるための協会、ヤング・フィンランドスポーツ協会の芸術賞を作品『夏の風』で受賞しています。

 

(上山美保子) 
 

クリスティーナ・ロウヒの本はこちら 詳細

       
 
 
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