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Pirkko-Liisa Surojegin
ピルッコ‐リーサ・スロイェギン

1950年クオピオ生まれ。ヘルシンキ工芸学校卒。フィンランド美術館・博物館局助手を経て、1981年よりフリーのイラストレーター。現在エスポーに在住。

 
     

学校の教材や、子ども向けの本の挿し絵を多数手がけてきた作家です。

彼女の作品は、精緻でありながら温かみがあり、高い芸術性と親しみやすさとを併せ持っています。

書物のために絵を描くという仕事は、スロイェギンにとってまさに天職でした。小さなころから本を読むのが大好きだった彼女は、どんな本でも、読みながらその情景をすべて頭の中で絵にしていたといいます。

スロイェギンは、子ども時代に読んだ本で特に挿し絵が印象に残っている画家として、ルドルフ・コイヴRudolf Koivuやマイヤ・カルマMaija Karmaの名を挙げています。

スロイェギンが挿し絵を描いた最初の児童書は、1988年の『Nappulan unilelu』(Annikki Bärman Otava 1988)です。以来、児童書の挿し絵や絵本の仕事も積極的にこなしています。

作品のうち、テキストもスロイェギンによる絵本『Metsähiiren tanssi』(Otava 1990)はドイツ語・スウェーデン語・ノルウェー語・デンマーク語で出版されています。

また童話集『Suomen lasten satuaarteet』(Marja Kemppinen Otava 1992)はエストニア語に翻訳されています。

1998年のボローニャ国際絵本原画展に出品。

また挿し絵を手がけた本が、1986年、1987年、1995 年、1997年のフィンランドの「今年のベストブック」に選ばれています。

フィンランドの民族叙事詩カレワラを読みやすい体裁にした『Suomen Lasten Kalevala』(Kirsti Mäkinen Otava 2002)はスロイェギンの最もよく知られた仕事のひとつです。タイトルは「フィンランドの子どものためのカレワラ」の意味ですが、子どもはもちろん、大人にも広く受け入れられ、読まれている作品です。

本書は邦訳が出ていますが(『カレワラ物語』春風社2005)、邦訳書の挿し絵は日本人イラストレータによるものが採用されています。ぜひ原書を手に取り、スロイェギンの作品に触れてみてください。

                                               (古市真由美)

ピルッコ‐リーサ・スロイェギンの本はこちら 詳細

       
 
 
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