童話の挿絵コイヴは子ども向けの童話の挿絵を多く描きました。「星のひとみ」などで日本でもおなじみのZ.トペリウスの作品をはじめ、グリムやアンデルセンの童話や、千夜一夜物語のために描いた挿絵がよく知られています。そのほか、子どもたちがABCを学ぶための教本”Suomen lasten aapinen”(フィンランドの子どものABC)など、教科書の挿絵も手がけ、作品がフィンランド中の家庭に親しまれる要因のひとつになりました。『フィンランドの子どものABC』は現在学校では使われていませんが、復刻版が出ています。
ルドルフ.コイヴ賞2年に1度、フィンランドで出版された児童書の中から特に挿絵がすぐれているものに贈られるルドルフ・コイヴ賞の名称は、コイヴの名にちなむものです。
クリスマス:雑誌、カードコイヴの絵といえばクリスマス、というイメージがあるほど、コイヴはクリスマスをテーマとしたイラストを数多く発表しました。特に1930年代から40年代にかけて、コイヴはクリスマス向けの雑誌”Pikkuvaen Joulu”(ちいさなお友達のクリスマス)や、”Joulutonttu”(クリスマスの小人さん)などのために非常に多くのイラストを描きました。また、カードのイラストもよく知られています。コイヴのイラストのクリスマスカードは、いまでも販売されており、安定した人気があります。コイヴのイラストと、クリスマスを題材としたさまざまな童話や詩を収めた”Rudolf Koivun joulukirja”(ルドルフ・コイヴのクリスマスの本、WSOY 1990)は、2001年にフィンランド国内で最も販売部数の多かった本の1冊となりました。
コイヴのイラストが閲覧できるウェブサイト:The Rudolf Koivu Christmas Picture Book(Virtual Finlandのクリスマス関連ページ、英語)http://virtual.finland.fi/finfo/english/chri_rk.htmlRudolf Koivun Ystavat Ry(「ルドルフ・コイヴ友の会」、フィンランド語)http://www.koivu.info/Zoom Finland Oy, Livingstone(カードを扱う会社。フィンランド語)http://www.ideaforum.fi/livingstone/Paletti Oy(カードを扱う会社。フィンランド語)http://www.paletti.fi/koivu.htm
(古市真由美)
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